夫逝きひとりで歩む街並みは
あなたマイナス1の風景
いつもいた場所にあなたの姿ないと
確かめながら受けいれていく死
空気みたいに当たり前にいたあなた
息するように思い出浮かぶ

夫が亡くなって少し経った頃の歌です。
まだ、夫がそこかしこにいるような気がして、幻影のようなものを探してしまうのですが、やはりいないのです。
「脳がバグっている」という表現が、よく浮かんできました。
「誤動作している」より、なぜかしっくりときて。
一周忌の前後では、あまり変化はないのですが、一年前と比べると大きく変わったな、と感じる部分が多いです。
短歌も、夫が亡くなってすぐのものと、今のものとでは、やっぱり差分がありますね。
前回の記事「短歌:一周忌」で、「私 2.0」や、差分というIT系の表現を使いましたが、一年前には「マイナス1の風景」だったのに比べ、プラスに転向していたんだ、と見比べてみて気がつきました。
夫が亡くなって少し経った頃から、クローズド(自分限定)のブログを作り、夫のことを詠った短歌や思い出を綴っていました。
ブログ名は上記の短歌から取って、「あなたマイナス1の風景」。
この歌そのものは、短歌サイトに1度投稿したことがあります。
しばらくして更新が止まってしまいましたが、今見返してみると、とても重たいのです。
同じテンションで書き続けることはできないなと思い、新しくこのブログを作ることにしました。
画像は、「あなたマイナス1の風景」で使用していたもの。
夫とドライブに行った先の風景をガッシュで描きました。




